其処彼処 -そこかしこ-

今日もぼちぼち生きてます。

【読了】田中俊之&山田ルイ53世「中年男ルネッサンス」

男性学が専門の社会学者・田中俊之氏と、お笑いコンビ「髭男爵」山田ルイ53世氏による対談本。ともに1975年生まれと、現代・中年男の生きにくさと、それに対する生きる術を語り合っています。

自分より少し年上のお二人。かつ、就職氷河期世代という範囲では同じ世代に入るところもあり、

田中 バブル崩壊後から約一〇年の間に就職活動をした、一九七〇年~一九八二年頃に生まれた世代のことを「ロスジェネ世代」と呼びます。□ハズレの世代□と言われたりもしているんです。

であったり、

山田 僕らってちょうど、上の世代にも下の世代にも寄せていかなきゃいけない立ち位置ですよね。しかも、下に寄せたところで「おっさんがすり寄ってきてるやん」って気持ち悪がられるリスクもあるでしょ(笑)。

はヒシヒシと感じる今日このごろ。単純に年齢差を見ると、新卒より50代半ばの幹部職のほうが年齢的に近しくなってるんですよね(遠い目。

一方で、その上の世代をみると、

田中 会社全体の利益のためには、上司は多少強引でも部下を巻き込んで、物事を押し進めることが求められる。実際にはパワハラと紙一重ですが、それがリーダーシップと呼ばれるわけです。

田中 「人からどう見られるか」という意識がなくなったときに、人はやばい中年、やばい老人になっていくのだと思います。

という人や話題もチラホラと耳にするご時世。幸い、身近にそういう人はいないものの、こうならないよう気をつけたいとは思いますね。

山田 無駄や失敗を認めさせてくれない息苦しさを、今の世の中に感じるんですよね。

山田 自分で自分を諦めてあげる、ということが、おじさんが生きていく上では大事かもしれませんね

許容し、受け入れる環境を作り出すことが、息苦しさを多少なりとも軽減するかなとも思いつつあり、あとがきの

田中 人が言葉を交わして互いに信頼関係を形成していく上で大切なのは、相手に対する敬意、そして、新しい価値観を受け入れる開放性である。

は、その通りだなと。