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【演劇】野田地図「Q:A Night At The Kabuki」が素晴らしかった

f:id:soko_kashiko:20191215212813j:plain野田地図の「Q:A Night At The Kabuki」を東京芸術劇場 プレイハウスで観劇。チケット代は1万2,000円。上演時間は休憩15分を含め、3時間でした。

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さまざまな要素が盛り込まれつつも根底にある愛の強さ

「Q」はクイーンのアルバム「オペラ座の夜」を下敷きに、「ロミオとジュリエット」の要素(イントロダクションでは「後日談」)を盛り込んだ作品。

「オペラ座の夜」を…ということで、2013年に上演された美輪明宏をモチーフにした「MIWA」のような作風を想像して足を運んだのですが、これがまったく違った。

確かに「ロミオとジュリエット」の人物構図はあるのだけれど、描かれる時代としては源平合戦時代の源氏と平家に置き換えられている。そこに「オペラ座の夜」の楽曲が流れる。

そして話が進むにつれて、中東紛争やベルリンの壁、満州、シベリア抑留を思わせるシーン。男女の恋愛を感じる部分もあれば、そのときの流れに孤独を感じさせる。

観劇後、追っかけ確認で映画「ボヘミアン・ラプソディ」を視聴すると、フレディ・マーキュリーにも孤独さを感じさせられた。

本作に盛り込まれた要素は実にさまざまだが、その根底には強い愛が溢れ出ている。野田地図としては分かりやすいという声も劇評でありましたが、それだけに観る側である自分に刺さるものは多々あったように思う。

WOWOW等でテレビ放送するようであれば、忘れることなく録画して再度本作を観たいと思う。

作・演出:野田秀樹 音楽:QUEEN 出演:松たか子、上川隆也、広瀬すず、志尊淳、橋本さとし、小松和重、伊勢佳世、羽野晶紀、野田秀樹、竹中直人